考古学。

ワインのラベルにもなっていたこの絵は、クノッソス宮殿から発掘された「青の婦人たち(Ladies in blue)」と呼ばれる有名なフレスコ画の一つです。


下がイラクリオン考古学博物館に展示されてある実物。
近くでよーく見てみると、女性たちの顔の部分のフレスコ画は残されていないんですよね。これも他に残された女性のフレスコ画からの想像によるところが大きいのだろうか??疑問。。。
とは言え、フレスコ画では男性はテラコッタ色の肌、女性は白い肌をしています。これは、男性は外で働き、女性は家の中という、屋外と屋内での生活習慣の違いを誇張しているのだそうです。その話を聞いて私はちょっと日本の平安時代の貴族女性を思い浮かべました。美人の条件の一つに「白い肌」ってありましたもんね。そして、イマイチ分からないのがこの女性たちの衣装。前がはだけているのか?だとすると巨乳っぽい(笑)。当時の人々の平均身長は156~162cm位だったようです。意外と低かったんですね。背の低い私はちょっと親しみ感じます(笑)。それから女性たちの髪型がオシャレですよね。カールを撒いたような巻き毛ちゃんです。髪は一般的に黒みがかった髪、ブルネット(Brunet)だったそうです。帰りのバスの中、ガイドさんがブルネットとブロンドの話をしていたんですが、疲れていて集中力が欠けていました。。。ちゃんと聞いておけばよかった。。。
 
クレタ島にはクノッソス宮殿跡以外にも、フェストスやマリアなどいくつか宮殿跡が残されています。今回宿泊したホテルの近くにもミノア文明の遺跡発掘現場があり、封鎖されていましたが、今後何か新たな発見があるかもしれない、と思うとちょっとワクワクしました。出土品から昔の人々(及び生活)を想像するって楽しいですよね。私は結構好きです。「考古学」と言う言葉を辞書で調べると「人間の過去の文化の発展を、その遺物を通して研究する学問」とあります。そもそも考古学はいつ頃から始まったんでしょうか?掘り下げるときりがないので今日はこの辺で。。。

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