イラクリオン考古学博物館へ行く。
今回の旅行の目玉の一つが、イラクリオンにある考古学博物館(The Herakleion Archaeological Museum)。主に紀元前2000年頃に栄えたミノア文明(クレタ文明ともいう)の出土品を納めた博物館です。宿泊していたホテルがイラクリオンから少し離れていたため、考古学博物館、クノッソス宮殿、イラクリオンでの自由散策がセットになったバスツアーへ参加することに。あまり詳しい説明もなく、少々不安ながら乗ったバスは、色々な場所を回って参加者をピックアップして行きました。その日の参加者は60名。イラクリオンから現地のガイドが付いて、全て英語とフランス語で説明してくれました(あっぱれ!)。人数が多い多国籍グループにも関わらず、皆さん時間に正確で遅れることもなく、全てがあまりにスムーズで驚いた。。。
まずはイラクリオン考古学博物館。クノッソスにも行くからお得なスペシャルチケット(博物館+クノッソス宮殿;€16/2017年7月現在)を買ってねと言われ各自購入。確かに単独だと博物館(€10)、クノッソス(€15)だったので両方行くならかなりお得(3日間内で有効)だわね。
ミノア文明。正直、名称としては、小学校で習った「四大文明」;メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明のほうが記憶に残っている。この辺の歴史には詳しくないけど、ミノア文明のものがここまでぎっしり展示されている博物館はとっても興味深かった。そして思った。壺一つにしてもデザインがとてもオシャレ。下はカマレス式(Kamares style)土器 と呼ばれるそうですが、現代人の私たちでさえ素敵だと思ってしまう不思議な魅力を持った凝ったデザインです。
魚やタコちゃんの絵なんかも描かれているものもあった。このタコの海中にいるみたいな躍動感あふれるデザインが何とも言えない。そういえば、ギリシャにはタコ料理がありましたね。
これは『ファイストスの円盤(The Phaistos Disc)』 と呼ばれるもの。螺旋状に絵文字が両面に記されていますが、未だ解読されていないそうで、謎めいたものは興味をそそります。
そしてこれも、クノッソス宮殿から発掘された「牛跳びのフレスコ画(The Bull-Leaping Fresco)」。ミノア文明には牛跳びの儀式とやらがあったそうです。正面から角をつかんで、振り上げられた瞬間によいしょっと宙返りって、そんなこと可能なの?怖いよ。小心者の私がそう思うのは無理もないですけど。でも日本も含め、世界各国には意外と闘牛の競技が存在するんですよね。
そういえば、ちょこちょこ牡牛の頭なるものを見掛けました。
下の写真も牡牛の角を形どった「聖別の角(Horns of Consecration)」と呼ばれるもの。これは宮殿のあちこちに置かれていた(下図参照)と考えられているようなので、牡牛の存在が神聖なものとしていかに重要だったかがわかります。事実、この周辺の古代文明では繁栄と富の象徴として牛信仰なるものがあったそうです。
ギリシャ神話にも、全能の神ゼウスがニンフ(精霊、下級女神)であるエウローペーに恋をして、牡牛に化けて近づくという話がありました。やっぱり化ける姿は牡牛なんです。エウローペーもついつい気を許して背中に乗ってついて行っちゃうんです。ゼウスの愛人数知れず。ゼウスはエロくてちょこちょこ浮気を繰り返すんですよねー(笑)。そんな訳で、色々不思議な物、面白い物が見れて大満足だったイラクリオン考古学博物館。他にも見たもの沢山あるんですけど今回はこの辺で。。。
まずはイラクリオン考古学博物館。クノッソスにも行くからお得なスペシャルチケット(博物館+クノッソス宮殿;€16/2017年7月現在)を買ってねと言われ各自購入。確かに単独だと博物館(€10)、クノッソス(€15)だったので両方行くならかなりお得(3日間内で有効)だわね。
ミノア文明。正直、名称としては、小学校で習った「四大文明」;メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明のほうが記憶に残っている。この辺の歴史には詳しくないけど、ミノア文明のものがここまでぎっしり展示されている博物館はとっても興味深かった。そして思った。壺一つにしてもデザインがとてもオシャレ。下はカマレス式(Kamares style)土器 と呼ばれるそうですが、現代人の私たちでさえ素敵だと思ってしまう不思議な魅力を持った凝ったデザインです。
魚やタコちゃんの絵なんかも描かれているものもあった。このタコの海中にいるみたいな躍動感あふれるデザインが何とも言えない。そういえば、ギリシャにはタコ料理がありましたね。
これは『ファイストスの円盤(The Phaistos Disc)』 と呼ばれるもの。螺旋状に絵文字が両面に記されていますが、未だ解読されていないそうで、謎めいたものは興味をそそります。
そしてこれも、クノッソス宮殿から発掘された「牛跳びのフレスコ画(The Bull-Leaping Fresco)」。ミノア文明には牛跳びの儀式とやらがあったそうです。正面から角をつかんで、振り上げられた瞬間によいしょっと宙返りって、そんなこと可能なの?怖いよ。小心者の私がそう思うのは無理もないですけど。でも日本も含め、世界各国には意外と闘牛の競技が存在するんですよね。
そういえば、ちょこちょこ牡牛の頭なるものを見掛けました。
下の写真も牡牛の角を形どった「聖別の角(Horns of Consecration)」と呼ばれるもの。これは宮殿のあちこちに置かれていた(下図参照)と考えられているようなので、牡牛の存在が神聖なものとしていかに重要だったかがわかります。事実、この周辺の古代文明では繁栄と富の象徴として牛信仰なるものがあったそうです。
ギリシャ神話にも、全能の神ゼウスがニンフ(精霊、下級女神)であるエウローペーに恋をして、牡牛に化けて近づくという話がありました。やっぱり化ける姿は牡牛なんです。エウローペーもついつい気を許して背中に乗ってついて行っちゃうんです。ゼウスの愛人数知れず。ゼウスはエロくてちょこちょこ浮気を繰り返すんですよねー(笑)。そんな訳で、色々不思議な物、面白い物が見れて大満足だったイラクリオン考古学博物館。他にも見たもの沢山あるんですけど今回はこの辺で。。。
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