お洗濯事情。

学生時代、初めてイギリスにホームステイした時、そこの家の庭にあったのは、こんな回転式物干し台でした。それまで見たことのないスタイルだったので、この、傘がひっくり返ったようなデザインが私には斬新だった訳です。徐々に、それが結構一般的なものだって気付きましたけどねー。風が吹くとクルクル回ります。だんなの実家にあるのもこのタイプ。たしか日本の海辺の町で、イカだったかなぁ?干物をつくる際、こんな感じのクルクル回るものに干していたのをテレビで見たことある気がするんですけど。。。ちなみに我が家はロープを張っただけのものです。日本では固い一直線の物干し竿を使用していたので、最初はロープのたるみすら気になりました。
 
 
ところで洗濯物を干す時ってどのように干していますか?タオルなんかは、長さが同じになるように半分に干しませんか?イギリスでは割と端っこを洗濯ばさみで挟んで(1:9位の割合)、だらーんと干している人が多いんですよね。これも最初は斬新でした。でも日本人の感覚で、カラッと乾いたかなぁ~という天気でも、ちょっと湿っていたことがあったので、これって意外と地域に合った干し方なのかも。。。なんて思ったりもします。
 
雨が降ってきても、洗濯物は外にほったらかしの場合も。。。「雨=水」の感覚なんでしょうか??そーすると、次に太陽が出て再び乾くまでそのまま干しっぱなしってのもよく見掛けます。さすがにそれは嫌なので、自分はやらないですけどね。で、冬場、有り難いのはセントラルヒーティング。そこに引っ掛けるハンガーが売られているので、洗濯物を掛けておくとすぐ乾きます。
 
イギリスでも地域によるのですが、私の住む地域は硬水の地域。洗剤の泡立ちが悪い。なのでウォーターソフトナーを使用したりします。でも、新しくてフワフワだったタオルもすぐゴワゴワになってしまう。。。アイロンだって、水道水を使うとスチームの穴に石灰が白く詰まってしまうので、アイロニングウォーターは欠かせません。
 
たかが洗濯、されど洗濯。外国に住むと、日常生活の些細なところから異文化が見えてきます。最初はギョッって思っても、だんだんと慣れていく。そして、自分が納得するベストな方法を生活に取り入れていくのです。 

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