ウェイツ

ウェイツ(Waits)とは楽隊という意味があります。先日のフェアに、コルチェスター・ウェイツが来ていました。中世から18世紀に掛けて、人々を楽しませ、イベントの際に演奏していた楽隊だそうです。16世紀頃にはこんな衣装だったそうで。。。考えてみたら、これらの音色を直に聞いたのは初めてかも。音色を聞いてみたい方はこちらからどうぞ。


彼らの使用している楽器も珍しいよね。彼らのホームページに楽器の写真が載っています。興味のある方はこちらからどうぞ。
  • ショーム(Shawm);木管楽器でオーボエの祖先にあたる。
  • シャリュモー(Chalameux ;クラリネットの原型といわている。
  • バグパイプ(G Bagpipe);留気袋に溜めた空気を押し出してリードを振動させることで音を出す楽器。
  • サックバット(Sackbutt);トランペットから派生した楽器。トロンボーン。
  • スライド・トランペット(Slide Trumpet);スライド管の付いたピストンのないナチュラル・トランペット。
  • コルネット(Cornetti);ホルン、角笛。
  • ライサーデン(Lysarden);テノール・コルネット
  • リコーダー(Recorders);縦笛。
  • ジェムスホーン(Gemshorns);角笛。
  • レベック(Rebec, Rebeck);ヴァイオリンのもとになった属の楽器の一つ。
14世紀頃使用されていた楽器には次のような楽器もあるようです。
  • ギターン (Gittern);ギターの古称
  • シトル(Citole, Sytole, Cytiole, Gytolle etc.);バイオリンのような形の古楽器。
  • ネイカ―(Nakers);小さなドラム。
  • テイバー(Tabor);肩からさげて片手で演奏するドラム。
  • プサルタリー(Psaltery);木箱に24本のピアノ線を張った楽器。
  • クラリオン(Clarion);古い小型の高音トランペット。
  • ビューグル(Bugle);小型でバルブのないナチュラル・ホルンの一種。
  • ハーディ・ガーディ(Hurdy-Gurdy);弦楽器の一種。 
  • クルムホルン(Crumhorn);曲がったホルン(角笛)。
余談ですが、下の写真は、この前行ったクライストチャーチ・マンションで展示されていたもの。時代はもう少し後(19世紀頃?)だと思いますけど、楽器つながりってことで。。。

 
娯楽も少なく、車や飛行機、TV、洗濯機などの音もなかった時代。日常はもっと静かで、人々の聴覚はもっと研ぎ澄まされていたはず。彼らの耳にはどんな音色に聞こえていたんでしょうね?

参照;

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