トマス・ウルジー

イプスウィッチへ行くたびに、誰じゃろな~と思っていたこの像。やっとこ調べてみたよ。そしたら、イプスウィッチ生まれのトマス・ウルジー(Thomas Wolsey;1473-1530)という人物でした。彼はオックスフォード大学で学び、ヘンリー8世治下には大法官となり、財力・権力があった聖職者・政治家。

時代は、ヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンの離婚問題真っ只中。離婚交渉人となったウルジーは、ローマ皇帝からの拒否、離婚がなかなか成立しない苛立ちなどから、大法官を首になり、全財産も没収されてしまうのです。他の重臣が処刑される中、彼は死罪を逃れたそうですが、やっぱり気が変わった~ってことで、再び反逆の理由で逮捕されてしまいます。彼は処刑ではなく、ロンドンへ護送中に病死しているそうです。

そんなウルジーの像、古い建物が建ち並ぶステキな一角にあります。土台を見てお分かりの通り、実はこの像、もっと奥行あるんですよー。真正面から写真を撮ってしまうあたり、自分は写真のセンスないなーと思う。苦笑

コメント