ウィンドウ・タックス

昨日、あるミュージアムのフェイスブック記事を読んでいたら、ウィンドウ・タックス(Window Tax)について書かれていました。窓の数に応じて税を課したという「窓税」です。導入していた国は他にもいくつかあるようですが、イングランドとウェールズ(スコットランドでも導入されていますがここでは除く)では、1696~1851年の156年間に渡って導入されていました。

ウィリアム3世の時代、財政を補うために導入されたこの窓税は、当初、家一件に対し定額2シリング(現在に換算すると約£11.75)が課せられ、窓の数10以上の家に関しては、その数に応じてさらに税が課せられていくというものでした。その後、1747~1808年の間に6度の増税があり、その頃には窓が6つある家も課税対象になっていました。

たまに見掛ける窓の塞がれた建物 (↓)は、課税から逃れようと窓を減らした当時の名残と言われています。窓税を知る前は、なんだか違和感感じていたこの風景。これも歴史の一部だったんですね。

さて、ミュージアムで窓税を取り上げていたのは何故か?それは1851年の昨日、7月24日にこの税が廃止されたからなのでしたー。

Source; Wikipedia
参照;

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