さまよえる人。
『霧の向こうの不思議な町(著者;柏葉幸子/1975年)』という本をご存じだろうか?私が小学生の頃、親に買ってもらって読んだ児童文学です。小学校6 年生の少女がピエロの柄の付いた傘に導かれ、不思議な世界に迷い込むという、ありがちな話ではあるのだけれど、とても夢のあるファンタジー小説です。少女はそこの町で夏休みを過ごして元の世界に戻ってくるんですねー。
さて、話は変わり、再びクロアチアでのお話。ツァヴタットのインフォメーション・センターでウォーキングのパンフレットを入手した私たちは、翌日歩いてみることに。今回の旅行でウォーキングをするとは思っていなかったので、トレーナー(イギリス英語でスニーカーのこと)を持って来ていなかった私。簡単なコースらしいのでフラットなサンダルで行くことに。炎天下のもと、スーパーで水を買って出発です。コースは下の地図では見難いけど左上の半島(ツァヴタット)から赤いラインのコースを歩いて、空港近くのモチチ(Močići)という隣村にある遺跡を見に行こうというもの。
もちろん分岐点には案内も。
最初のこの分岐点を過ぎると、急に道が狭くなり岩がゴツゴツした道になりました。こんな足場でもランニングしている人たちとすれ違いましたよ。私たちは木陰で涼みながら、更なる分岐点で村へ向かう小道へと進んでいきました。そこは少し生い茂った道でした。
さて、話は変わり、再びクロアチアでのお話。ツァヴタットのインフォメーション・センターでウォーキングのパンフレットを入手した私たちは、翌日歩いてみることに。今回の旅行でウォーキングをするとは思っていなかったので、トレーナー(イギリス英語でスニーカーのこと)を持って来ていなかった私。簡単なコースらしいのでフラットなサンダルで行くことに。炎天下のもと、スーパーで水を買って出発です。コースは下の地図では見難いけど左上の半島(ツァヴタット)から赤いラインのコースを歩いて、空港近くのモチチ(Močići)という隣村にある遺跡を見に行こうというもの。
さて、住宅街の道路を抜けるとこんな砂利道の上り坂になっていました。
もちろん分岐点には案内も。
最初のこの分岐点を過ぎると、急に道が狭くなり岩がゴツゴツした道になりました。こんな足場でもランニングしている人たちとすれ違いましたよ。私たちは木陰で涼みながら、更なる分岐点で村へ向かう小道へと進んでいきました。そこは少し生い茂った道でした。
細道を抜けると突如村が現われました。そしてラベンダーの良い香りが漂っています。そう言えば、クロアチアもラベンダー栽培が盛んな国なんですよね。余談ですが、私も自分用にポプリと精油を購入しました。さて、再び分岐点で矢印に従って歩いて行ったのですが、行き止まり!?あちこち歩きまわってみましたが、案内もなく、藪の中に入ったり、村をさまようこと約一時間。。。え、どこにあるの?遺跡が見つからな~い。村人に聞いてみようと思った時には村人おらず、疲れ果ててギブアップ。果たして私たちはここへ何しに来たのだろうか。。。
予定ではこのようなレリーフが見られるはずでした。。。
https://migk.hr/lokaliteti/mitrej-mocici |
ムムム。霧がかかっていた訳ではないんですが、この村の雰囲気が、なんだか『霧の向こうの不思議な町』のストーリーを連想させました。なんか、キツネにつままれたような、現実じゃないような、異空間にいた感じ。暑さのせいでポーっとしていたのかもしれません。後になって、遺跡はあそこだった気がすると思う場所が一つあるんです。でもこのリレーフは無かったように思う。情報はあまりないのですが、後で調べてみても、なんとなくそこらしいのです。おそらく私たちが見た時には草が生い茂って隠れていたのだと思います。ですが、何故でしょうね。その場所、気になったのに写真すら撮っていませんでした(笑)。ならば、それはそれ。きっと私たちは不思議な村に迷い込んだに違いない。
レリーフを見れなかったのは残念だけど、不思議体験をしたような変な満足感もありました。そんな帰り道は下り坂。綺麗な風景の遠くにドゥブロヴニクが見えました。その夜、私は再びこの村を訪れる不思議な夢を見たのでした。
レリーフを見れなかったのは残念だけど、不思議体験をしたような変な満足感もありました。そんな帰り道は下り坂。綺麗な風景の遠くにドゥブロヴニクが見えました。その夜、私は再びこの村を訪れる不思議な夢を見たのでした。
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