壁画2。

ウォーキングの途中で立ち寄った教会(St Mary the Virgin, Belchamp Walter)。たまに思いがけなくこんな立派な壁画に巡り合ったりします。

 
イギリスの中世の教会は、一般的に壁画(murals/ wall painting)で飾られていたそうです。ほとんどの人が文字を読めなかった時代に、壁画には装飾的な意味だけではなく、崇拝者が理解できるように宗教的なメッセージが含まれていたんですね。そのため、聖書の話などが描かれていた。ほとんどの壁画は宗教改革で破壊され、漆喰など上塗りされた一部が、後に発見・修復されてこのように今も残っているという訳です。

この教会には他にも壁画がありましたが、この部分は2段に分かれ上6つ、下4つのテーマが描かれているそうで、上左から「ロバに乗りエルサレムの門へ入るキリスト」、「エルサレムの門」、「膝をつきペテロの足を洗うイエス・キリスト」、「最後の晩餐」、「イエスへの裏切り」、「ポンテオ・ピラトの面前にいるキリスト」。下左「聖エドモンドの殉教(木に縛られデーン人に弓矢で撃たれている)」云々。。。見難いですけど、いくつかは確認できまよすね。静寂の中で昔の人と同じものを見ている不思議な感覚。昔の人々はどんな思いで壁画を見つめていたのでしょう?
 
 

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