エフゲニー・キーシン

音楽には疎いが、一曲だけすごく好きなクラッシック音楽がある。それがラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff; 1873-1943)の『ピアノ協奏曲 第2番(Piano Concerto No. 2)』。本人がうつ病とスランプを克服して書き上げたというこの曲。ちょっと憂いに満ちた重い感じもするけど、聞くたびになぜか心揺さぶられる。

最近になってYouTubeでエフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin; 1971)というロシア、イギリス、イスラエルの国籍を持つというピアニストの演奏を聴いたんです。来日して全国ツアーも行ったようなので、知っている人は知っている有名なピアニストなのだろうけど、私は知らなんだ。。。でも彼のピアノがすごく良かった。うまく表現できないけど、滑らかで、透き通っていて、かつ力強い感じがして感動しました。


ちょっともっさり頭の彼、気難しそうな感じもするけど、どんな人なんでしょうね?記事を読んでいたら彼はわずか2歳でピアノを学び始めたそうだ。他人がピアノを演奏している姿を見ると、あんな風に弾けたらなぁと羨ましく思う。もし自分がストイックに音楽を学び、その道を究めようとしたなら、どんな人生だっただろうと思うことがある。

いや、それはないな。。。学ぶ機会はあったんです。あったけど、私は幼稚園児にして諦めたというか、悟ってしまったんです。他の生徒があっさりと答えていた先生の弾く音が何の音か分からなくて、恥ずかしくて、自分には向いていないんだって。。。一方、姉はというと絶対音感の持ち主で、エレクトーンを習い続け、大人になって一時期教室も開き、子供たちに教えていました。最近では聞けなくなったけど、彼女の演奏を聴いているのが好きだったなぁ。。。いずれにせよ、音楽には癒されます。

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