サミュエル・ピープス

サミュエル・ピープス(Samuel Pepys; 1633-1703)は17世紀に活躍したイギリスの官僚。彼は1660年から1669年にかけて日記をつけており、1665年のペストや1666年のロンドン大火について記述している事でも知られています。目を傷めて日記をつけるのをやめてしまったようですが、当時の様子が記述されていることから、彼の日記は史料的価値があると考えられています。

Source; Wikipedia
Painting of Samuel Pepys by John Hayls

さて、そんなサミュエル君。1660年の今頃、何をしていたのだろう?日記を覗くと、9月25日、サミュエル君は人生初の「お茶」というものを経験していた。
I did send for a cup of tee, (a China drink) of which I had never had drunk before.
これはイギリスで誰かが紅茶を飲んだという記録としては最も古いようです。どんなお茶だったのかはわかりませんけど、チャイナ・ドリンクと書いてあるので、もしかしたらグリーンティーだったのかも。日記ではさらりと触れているだけで、人生初の飲み物だったにしては、そのお味の感想は書かれていない。。。そんなサミュエル君の日記はインターネットでも読むことが出来ます。https://www.pepysdiary.com/diary/

昔、仙台で姉と一緒に、紅茶について学び、紅茶を美味しく頂こうという趣旨の講座に参加したことがあります。そして、姉が千趣会で毎月買っていた様々な紅茶の味も一緒に楽しみました。わが家は紅茶好きだったんですね。今では、私はマグカップにポンとティーバックを入れてお湯を注いで、紅茶を飲む日々ですけど。。。

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