ぺりーぬ。
昔、テレビの世界名作劇場で『ペリーヌ物語』とやらを放送していましたよね?見てました。世界名作劇場で放送されるアニメの主人公はみな賢い。そしてペリーヌも例外なく賢かった。いや、見ていた割には記憶が薄いんですよね。詳しいストーリーは覚えていない。それで見ていたと言えるのか?ただ、ロバが牽く馬車で旅をしていたことぐらい。馬車の中に折り畳み式ベッドがあったり、妙に機能性が高い馬車だったことは何となく覚えているんです。ちょっと調べて読んでみたら、父を亡くし、祖父の元へ身を寄せるため、ボスニアからクロアチア、イタリア、スイスを通り、パリを目指して旅をしていたんですね。ペリーヌはロマ(ジプシー)ではなかったのか。
さて、サフォーク(Stowmarket, Suffolk)にある『イースト・アングリアン・ライフ・ミュージアム(East Anglian life Museum)』には、ジプシーの馬車(Gypsy caravan)が展示されています。これで思わずペリーヌを思い出しました。ここは敷地が広くて見ごたえたっぷりのミュージアムです。昔利用されていた道具だけでなく、建物ごとここに持って来ている。街並みまでは再現されていないけど、前に行ったブラック・カントリー・リヴィング・ミュージアム(Black Country Living Museum)にもちょっと似ているなと思いました。バーミンガム近郊、ブラックカントリーと呼ばれる地域に対し、こちらはイースト・アングリアの人々の暮らしや生活の道具などを展示しています。今回、私が注目するのはジプシーのキャラバン。だって実物見たの初めてですから。外装も内装も凝っていてすごいんですね。下は後ろの部分。可愛らしい窓が付いています。
中はまさに旧式キャンピングカーみたい。ペリーヌの生活だー。中には棚も付いている。彼らの生活は決して楽なものではなかったと思うけど、こんなに素敵な馬車ならちょっと放浪の旅もしてみたい!?
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