なんちゃってバルセロナ。

バリー・セント・エドマンズ(Bury St Edmunds)で見掛けたこの建物。なんとなくスペインのバルセロナにあるガウディ(Antoni Plàcid Guillem Gaudí i Cornet:1852-1926)の『カサ・バトリョ(Casa Batlló)』や『カサ・ミラ(Casa Milà)』を彷彿させると思いませんか?私は実際にバルセロナへ行ったことはないけど、今回もなんちゃってシリーズ。イギリスにいながらバルセロナ旅行気分。


 
これは巨大な修道院(The Abbey of Bury St Edmunds)の遺跡の一部に埋め込まれてつくられた家。もともと修道院正面中央に3つの高い入口のアーチがあり、上には中央の高い塔とその左右に尖塔があったそうです(下絵参照)。よく写真を見ると、今でもアーチのラインが確認できますね。正面角にあった八角形の塔の部分も、今では丸いガラス窓がはめ込まれて可愛らしい。

 
修道院自体は、当時の国王ヘンリー8世が宗教改革の一環として、修道院解散(Dissolution of Monasteries)を行った1539年まで、イングランドでも裕福なベネディクト修道院の一つだったと言われています。現在は広い敷地に遺跡が残るのみ。それでも、いかに修道院が大きかったかが伺えます。
 

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