百姓一揆。

百姓一揆とは江戸時代、農民が過度な年貢に関して、領主等に対し集団で反抗した運動の事。学校で習いましたよね。当時は歴史があまり好きではなかったので、真剣に授業を受けていませんでしたけど(苦笑)。。。

歴史本を読んでいたら1381年にイングランドで農民が反乱を起こした『ぺザンツ・リヴォルト(Peasants' Revolt)』とやらに出くわしました。いわゆる農民の反乱です。そこでふと『百姓一揆』という言葉が湧いて出てきた訳です(笑)。

Source; Wikipedia
Richard II meets the rebels on 13 June 1381 in a miniature
from a 1470s copy of Jean Froissart's Chronicles.
当時、イングランドでは凶作や大飢饉、黒死病の大流行により人口が激減したことで労働力も減り、さらには百年戦争によって国家財政がひっ迫。そのしわ寄せが課税強化等というかたちで全て農民に降りかかってしまったんですね。被害をこうむるのはいつも弱者。そんな社会の最下層にいた人々の不満が爆発して大きな力となったのがこの反乱だった訳です。

このことは、ジャン・フロワサール(Jean Froissart;1337-1405年頃)という中世の年代記作家が書いた『フロワサールの年代記(Froissart's Chronicles)』に記されているらしいのですが、この作家、ちょっと胡散臭いらしい。。。というのも、こういう書物は、歴史を知る上で、重要な資料となる訳ですが、この作家の記述はどうも力のある者には好意的、農民には冷淡というような、結構偏向した部分がみられるのだそう。それゆえ、歴史家さんたちはあまり信用していないみたいです。なんだか、現代社会にいる、上の人にへこへこ、下の人には厳しいような人間像を想像しちゃいました。きっとフロワサールはそういう人間だったに違いない。

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