パール
大人になったら本物パールのネックレス&ピアスを。ということで、二十歳を過ぎてから両親がプレゼントしてくれました。冠婚葬祭では必ず使用しています。他にもいくつかパールのアクセサリーを持っていますが、上品な感じがして結構好き。パールと言うと17世紀にオランダで活躍した画家フェルメールによる『真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring)』を思い浮かべます。あれは映画にもなりましたね。でも今回はアン・ブーリン(Anne Boleyn)が身に着けていたパールのお話。アン・ブーリンというと、ヘンリー8世の2番目の妻となるも、濡れ衣を着せられてロンドン塔で斬首刑となり、ロンドン塔には彼女の霊が出没することでも有名ですね。そのポートレートにもある有名なBペンダント。ブーリン家のイニシャルにパールがついたペンダントは、存在感があって結構目を引きます。
あまりにも独特だったので、以前、ふとこのネックレスってどうなったんだろうと思ったことがあったけど、それ以上深く考えませんでした。で、先日テレビでこのネックレスがのちに娘のエリザベス(Elizabeth、のちのエリザベス1世)の手に渡り、さらにはエリザベス2世の王冠に入っているらしいと聞いて、さらに好奇心が湧いた訳です。実際にはそういう説があるというだけで、何の証拠もないようですけど。
ジュエリーは富と地位の象徴。イニシャル・ペンダントはチューダー時代に人気があったそうです。アン・ブーリンも少なくとも「A」、「B」、「AB」の3つのイニシャル・ペンダントを持っていたのだとか。下はABペンダントを付けたアン。
下はアンから譲り受けたと考えられるAペンダントを着用した幼い頃のエリザベス。
Source; Wikipedia, Anne Boleyn |
ジュエリーは富と地位の象徴。イニシャル・ペンダントはチューダー時代に人気があったそうです。アン・ブーリンも少なくとも「A」、「B」、「AB」の3つのイニシャル・ペンダントを持っていたのだとか。下はABペンダントを付けたアン。
下はアンから譲り受けたと考えられるAペンダントを着用した幼い頃のエリザベス。
さらにこちらは、パール部分がそっくりなことから、Bペンダントの3つのパールを再利用して作ったペンダントと考えられているらしい。つまり、エリザベスの肖像画で着用しているペンダントは母親アンから譲り受けた可能性があるという訳です。
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