アーネスト・シャクルトン

前回、母親にカードを送ったら、「変わった切手が貼ってあったよ。『Patience Camp』と書いてあるけど何の切手だろう?」というメールが入っていました。正直、郵便局の窓口で切手を貼って出してもらったので、切手は見ていなかったけど、後で調べたら南極探検で災難に襲われた際の場面らしいことが分かりました。

Source; Royal Mail
で、たままた昨日『シャクルトン(Shackleton)』というドラマ(再放送)をやっていて見たんですよ。アーネスト・シャクルトン(Ernest Shackleton;1874-1922)という人物の実話を元につくられたドラマだったんです。なんか、聞き覚えのある名前だぞと思ったら、その切手を調べた際に出てきた極地探検家の名前でした。

彼はイギリス南極探検隊を率いて3度も南極に行った人物。なぜ、切手やドラマになったのかというと、もちろん偉業を成し遂げたから。彼はエンディアランス号で南極大陸横断に出掛けた際、流氷に閉じ込められ、船が破壊して沈没するという災難に遭遇しました。隊員は海氷上にキャンプを張り、救命ボートでなんとかエレファント島へ到着。シャクルトン自身はそこから仲間と嵐の海を航海し、サウスジョージア島へ脱出。船で島に残した隊員を救出しに戻り、全員を生還させたというのがその内容です。ドラマの中で、苦境に直面しているにも関わらず、隊員たちのポジティブな会話が印象的でした。アーネスト・シャクルトンのリーダーシップと判断力が起こした奇跡。その災難時の状況を記録するために持ち込んだカメラで撮影したものが切手になっていたんですね。

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