そこに愛はあったのか?

リチャード3世を打ち破ったランカスター家のヘンリー・テューダー(のちヘンリー7世Henry VII)は、ヨーク家のエリザベス(Elizabeth of York)と結婚し、長く対立してきた薔薇戦争に終止符を打った。っていうのはどの本にも書かれてある。でも思ったの。ドロドロした歴史の中で、なんだか妙にここだけ話が綺麗すぎるっって。だって争いを丸く治めただけでなく、美男美女、理想のカップルとして描かれているんだもん。


Source; http://thehistoryvault.co.uk/

2人が結婚したのはヘンリー29歳、エリザベス20歳の時。色々読んでいると、エリザベスは透き通るような白い肌にブロンドの髪、青い目の持ち主で、性格も魅力的だったようなことが書かれてある。一方、ヘンリーはどうだったかと言うと、長身で細身、黒髪、勇敢で決断力のあるハンサム。ってどこも欠点が見当たらない。。。だからついつい疑り深くなっちゃうの(苦笑)。

政略結婚だったんだけどさ、エリザベスちゃん可愛かったさぁ~、とか、ヘンリーもイケメンだったの~、ラッキーなんていう、棚からぼたもち的なことが起こったのかしらん?そりゃ、昔の結婚には愛なんてなかったって言うけどさ、だとしたらある意味奇跡よね。両家の対立も治まったことだし。

2人の間には4男4女(夭逝も含む)が生まれています。そのうちの一人がヘンリー8世(Henry VIII)。2人の結婚生活はうまく行ったようなことが書かれているけど、彼らの結婚について詳しく触れられている文書が見つけられない。。。でも、エリザベスの死を嘆き悲しんでいるヘンリーや子どもたちの絵が残っているところをみると、きっとそこには愛があったのね。


Source; Wikipedia

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