ドレスコード

1月6日は十二夜。ということで、我が家では昨日クリスマスツリーを片づけました。片づけるとちょっと寂しい。けど、部屋はスッキリする。去年のクリスマスはホリデーに出掛けていたので、一緒に過ごした時間はちょっと短かったけどね。。。


さて、去年はホテルのクリスマス・ガラ・パーティーに出席しました。ドレスコードはフォーマル。『ドレスコード(Dress Code)』とは、そのままの表現でも使われるけど、日本語だと『服装規定』。社会の中のさまざまな場所や機会、パーティーや行事、催し物などの場面で、しかるべきとされる服装のことですよね。とはいえ、日本で暮らしていた時はドレスコードの認識が薄かったんです。結婚式ではちょっとオシャレして、葬式では黒を着る。それこそがドレスコードなんですけど、ドレスコードというより「当たり前」という感覚だったんです。それ以外はセレブじゃないので、ドレスコードに囚われることもあまり無かったわけですよ。

イギリスに引っ越して来て、ホリデーに出掛けるようになって、オシャレなマダムたちはドレスコードがなくてもディナーの時はワンピースやアクセサリーなど、ちょっとスマートカジュアルに着替えてオシャレしていることに気付きました。もちろん、ホテルにもよるし、カジュアルなままの人たちもいます。でも私は前者を真似するようにしています。そうすることで、『ホリデー』を特別なものとして楽しみ、自分自身なんとなく気分を盛り上げるのです。

以前、ホリデーでスペシャル・ディナーを予約した時はスマートカジュアルというドレスコードがありましたが、『フォーマル』は初めて。何を着たらいいんだろう?そもそもヨーロッパの人々はこういう時何を着るの?迷いました。日本人だし、変に浮くのも嫌だなとアレコレ考え、無難に可もなく不可もなく黒のワンピースドレス+アクセを選びました。旦那はんは普通のスーツ。結論から言えば、選択正しかったと思うんだけど、会場に行ったらオシャレしている人に混ざって、スマートカジュアルの人、ジーパンの人も。。。あれぇ~、これじゃドレスコードあるようで無かったね。。。このホテルはあまり厳しくなかった。

ディナーの前に場外で30分程のウェルカム・ドリンクとカナッペが出て来て、さらにディナーは魚もお肉も出てくる完全フルコースで、デザートに行き着くまで約3時間。お腹いっぱいになりましたー。途中、生演奏や歌のショーもあり、見知らぬ方々と8人で円卓テーブルを囲い和気あいあい。いぇ、ネイティブ英語の会話に入るのが苦手な私にとっては苦痛な時間でもありましたけど(苦笑)。宿泊客にはドイツ人などが多かったのですが、一応テーブルはイギリスから来た人たち同士にしてくれたのでまだ助かりました。。。こういう機会でもなければ会うことも無い人たち。なかなか楽しい人たちで、みんなでクラッカーを引っ張り合い、美味しい食事をしました。このクラッカー、隣の人と両端を持ち合って、同時に引っ張り合うんですが、筒の部分を勝ち取った人が中のプレゼントをもらえます。中身は紙の王冠、なぞなぞクイズの紙やおまけなんですけど、場が和みます。ちなみに私は2つとも筒を勝ち取りましたが、どちらも王冠となぞなぞの紙でした。そしてドレスコードに振り回されたクリスマス・イブは更けていったのでした。。。いい勉強になりました。

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