メアリー・アン・コットン

昨年、日本へ行く前にITVドラマ『ダーク・エンジェル(Dark Angle)』(第1話)を見ました。結局、そのまま日本へ行き、第2話は見ないでしまっていたんだけど、ふと思い出したので。内容は19世紀、イギリス北東部に住む女性が、紅茶にちょぴちょぴヒ素を盛り、生命保険目当てに夫や自分の子供を殺しては、お色気で次々男をあさり、またヒ素を盛って殺人を繰り返すというものでした。日本でも以前、似たような事件がありましたがね。。。その女性、性的に自由奔放すぎて、身勝手で、わがままで。。

 
気になって後であらすじを読んでみたら、実話ということで二度ビックリ。その女性の名はメアリー・アン・コットン(Mary Ann Cotton; 1835-1873)。英国史上最悪の女性連続殺人犯だそうです。最終的に彼女が殺害したのはなんと21人。実母、3人の夫、恋人、実の子8人、継子7人、友人。あぁ、もう多すぎて、信じられないわっ。しかも皆、胃の病気が原因で死亡している。今だったら、保険金を受け取るもっと早い段階でバレたんでしょうけど昔の話ですからね。結果的に彼女は40歳で有罪判決を受け、絞首刑に処せられたそうです。

Source; Wikipedia
彼女は子供の頃から、わりと不幸そうな少女だったようだけど、どうしたらそこまで性格が歪むんでしょうか。ヴィクトリア時代、ヒ素は消毒薬として簡単に手に入ったそうです。安くて、無臭で無味。かつ被害者は徐々に健康を害し、自然の病気に見えるところに目を付けた。それでもあくまで無罪を主張した彼女が信じられないわ。。。

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