ブレックファスト

朝食は食べる?抜く?いろんな意見がありますが私は食べます。と言っても紅茶にトースト位なもんですけど。20代の頃は食べずに会社へ行っていた頃もありましたが、食べたほうが明らかに脳の働きは良かった。。。

ホテルに宿泊すると朝食はしっかり食べちゃうけどね(笑)。イギリスの定番『イングリッシュ・ブレックファスト(English Breakfast)』。ホテルなどでは『コンチネンタル』と選べたりしますけど、B&Bでは伝統的なフル・ブレックファストが主流よね。その内容はというと(地域等により多少異なるけど)エッグ、ベーコン、ソーセージ、マッシュルーム、焼きトマト、ベークドビーンズにトースト。そしてティー/コーヒー。でも伝統って言いつつ、いつからこんなボリュームのある朝食を食べるようになったのかしら?と思った訳。貧しい人たちがこんな豪華な朝食を毎朝食べていたとも思えない。。。実際に「フル・ブレックファスト」の朝食が定着したのは、19世紀のヴィクトリア朝時代になってから。労働者階級の人々が働くために十分なカロリーを蓄えるという発想から広まったものらしい。


中世イングランドでの食事は一日二食。最初の食事がメインの食事(Dinner)でした。朝起きて、一仕事終えてからの遅い食事(10-11時頃)。そして夕方に軽い食事(16-17時頃)の2回。貧しい人々は、飢えをしのぐレベルだったかも知れないけどね。

ところで、『ディナー(Dinner)』という言葉、私たちは単純に夕食と訳してしまいがちですけど、もともとは古フランス語の『Disnar』という言葉に由来し、「一日で最初の食事」、つまりは「朝食」を意味したそうです。先にも述べたように、昔は朝食にボリュームのある食事をしていた。時代の変化でメインの食事は夕食になったけど、「ディナー=一日の中のメインの食事」という概念が残ったと言う訳なんですね。

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