ジョリー・ロジャー

イギリスでよく見掛けるアロットメント(allotment)は、いわゆる野菜なんかを育てる市民菜園です。以前、電車の窓から見掛けたアロットメントに、カカシに混ざって、日に焼けてボロボロに割けた黒い海賊旗が立っていました。一時は姿を消したんですけど、この前見たらまた復活してました(笑)。頭蓋骨と2本の大腿骨が交差したデザインのアレです。映画パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)シリーズにも出てきたこの有名な海賊旗は、英語ではジョリー・ロジャー(Jolly Roger)と言うんですよね。で、なんでジョリー・ロジャーなのかと思った訳ですよ。諸説あるようですが、一番知られているのは、フランス語で綺麗な赤(pretty red)を意味する『joli rouge』に由来するというもの。

もともと、黒旗は単純に海賊船を意味し、攻撃で相手が降伏した際には慈悲が、赤旗は問答無用の攻撃を意味したそうで。赤旗は血染めの象徴ってことで、「流血→死」を意味したんですね。のちに色に関係なく、あの海賊旗が一括りに「ジョリー・ロジャー」と呼ばれるようになったようです。それにしても、ジョリー・ロジャーってなんか人の名前みたい。名を馳せた海賊かと思っちゃいました。。。

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