ヴァイキング

前々から見てみたいと思っていたドラマ『ヴァイキング(Vikings)』。たまたまTVで放送されているのを見つけ、お、やってるやないかいということで現在見ているところです。これは、歴史的な人物と考えられているラグナー・ロスブローク(英;Ragnar Lothbrok)を主に描かれたお話。彼は古ノルド語詩や、いくつかのサガに記述されている古代スカンディナビアの伝説的な指導者で王、英雄とされている人物だそうで、ドラマではそんな伝承によるミシュマッシュ(mishmash)なキャラクターとして描いているようです。
 
さて、イギリス・ノーサンバーランドにあるリンデスファーン(Lindesfarne)という小さな島。ここは別名ホリー・アイランド(Holy Island)とも呼ばれ、潮が満ちると島となり、干潮になると本土とつながる、フランスのモンサンミッシェルのような島なのだそうですが、ここにあるリンディスファーン修道院は793年からたびたびヴァイキングの襲撃を受けた廃墟化したそうなんです。ドラマはそんなヴァイキング時代から始まります。結構バイオレンスなシーンがあるんですよね。普通の生活しているところへ、突然ごっついヴァイキングが現われて、容赦なく襲撃する残虐なシーンを見ると、当時の世界を見ているようで、さぞかし恐ろしかっただろうなと人々の恐怖心を想像してしまいます。最初の襲撃で、ほとんどの修道士が殺害され、残りは奴隷として国へ連れ帰るんですが、その修道士の一人でラグナーの奴隷となったアセルスタンとの交流がちょっと印象的でした。そんなヴァイキングたちの生活や社会、彼らの視点から語られるドラマはちょっと興味深いかな。

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