ハイランド・クー

実家に戻り、少し昔の写真をゲットしたので今回も思い出話。牛だけど、ちょいとなびいた前髪?がカッコイイこいつ、ハイランド・クー(Highland Coo; Hielan Coo)。スコットランド特産の牛さんです。初めて見た時はおぉぉって思いました。だって今まで見たことのない牛をこんな間近で見れたんだもん。迫力ありんす。
 

『クー(Coo)』とは、スコットランドの言葉で『牛(Cow)』を意味し、ハイランド・クーと言えばこの独特な牛を指します。紀元前2千年紀に新石器時代の農民によってイギリスに持ち込まれたハミティック・ロングホーン(Hamitic Longhorn)の子孫で、アフリカとヨーロッパを北上して移動しましたと言われており、『ハイランド・ロングホーン』とも呼ばれるそうです。『ハミティック(Hamitic)』は「ハム語族の」の意味で、エジプト文明を生みだした古代エジプト民族とその周辺の北アフリカのベルベル人などの言語をかつてハム語族としていたそうで、ハミティック・ロングホーンはその人々が家畜として飼っていた牛。エジプトのピラミッドの絵文字にも表示されているそうです。下はスコットランドで買ったくったり感が可愛いハイランド・クー。


昔、農家を営んでいる叔父が和牛を飼っていました。なので、遊びに行くたび、おっかなびっくり餌をあげていたんですよ。ギョロッとした大きな目で近寄って来て、舌をびよ~んと伸ばして草を絡めて食べるしぐさが印象的でしたね~。このハイランド牛はその牛さんたちとは全然違う容貌。でも牛独特のニオイは一緒でした(笑)。 

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