洗濯のこと。

洗濯機が壊れた。スピンしなくなった。。。そんな訳で、修理人が来るまで手洗いしている私。。。落胆する私に、『昔の人はねー、みんな手洗いしていたんだよ。』と旦那はん。そんなことわかってるじょーー。

昔の洗濯で最初に思い出すのが、フェルメールの世界観を描いた映画、『真珠の耳飾りの少女』のワンシーン。スカーレット・ヨハンソン演じる少女が、壺に入ったジェリーのようなソフトなソープを沸騰した釜に入れているのよね。

イアン・モーティマー著の本、『The Time Traveller's Guide to Medieval England』によると、中世のイギリスで最も優れていた石鹸は『カスティール・ソープ(Castile soap)』というものだったらしいの。スペインのカスティーヤ地方で作られたオリーブ油からできた固形状の白い石鹸で、16世紀後半頃にイギリスに伝わったんだって。昔の石鹸は、木の灰を水でこした灰汁(lye ash)や動物性脂肪から作られたソフトなものが主流だったそうで、ホワイト、グレー、ブラック・ソープと呼ばれるものがあったんだって。それを聞くと、当時『カスティール・ソープ』が優秀だったって言うのもうなずけるよね。そーいえば以前、話題となったドクターブロナー社(Dr. Bronner's)のマジックソープもオーガニック素材で作られたカスティール・ソープって書いてあったわねぇ。。。

さて、修理人が来るまでもう少しの辛抱です。。。

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