エドワード5世

エドワード5世って誰だっけ?って感じだけど、ロンドン塔から姿を消した2人の王子と言えば、あるいは下の写真を見れば分かる人も多いはず。ドラマの『ホワイト・クイーン』ことエリザベス・ウッドヴィルの息子たちです。ドラマを見ていてふと思った。そー言えばタワーで殺されたらしいってことしか知らないなぁ。で、ちょっと記事を読んでみた。


彼らはエドワード5世と弟のリチャード。父(エドワード4世)の死後、12歳で王位を受け継ぐも、すぐに叔父ちゃま(リチャード3世)に王位の座を奪われてしまう。そして、タワー(ロンドン塔)に幽閉され、いつの間にか姿を消していた。病死だったのかも知れない。でも医師による兄の治療記録があっても、弟が治療を受けた記録はないそうで、一般的には殺害されたと考えられています。トマス・モア(Thomas More)は、王子は枕で窒息死されたと記していますが、実際は死因も謎のまま。容疑者と考えられる人物は5人。リチャード3世、リチャード3世のしもべ(ジェームズ・ディレル)、かつての同盟デューク・オブ・バッキンガム、マーガレット・ボーフォーとその息子(のちのヘンリー7世)。この文章だけ読むと、リチャード3世が最も怪しく聞こえますけど、専門家の間では彼が殺害したとする説を疑問視する人も多く、また、いずれの人物も証拠不十分だそうで。。。

1674年にタワーで2人の子どもの骨が発見され鑑定されたそうですが、誰の骨なのか性別も年齢も立証されぬままウェストミンスター寺院に埋葬されたそうです。昔ですからね~。現代の技術をもって調べれば新たな真実が分かるのかもしれませんけど。いずれにしても大人の勝手な欲望と歴史の流れに翻弄された二人の王子。彼らが生き延びていたら、どんな風に歴史が変わっていたんでしょうかね?

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