セント・ジョージズ・デイ

今日4月23日はセント・ジョージズ・デイ(St. George's Day)。といっても休日でもなく、毎年個人的に何するでもなく、あぁ今年もカレンダーに載っていたわねと思う程度なんですが。。

聖ジョージとはイングランドの守護聖人。イギリスにはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドそれぞれに守護聖人がいます。守護聖人というのはその国・地域等を守ってくれているとされる聖人・天使のことで、キリスト教の伝統的な信仰の一つとされています。でも彼はイギリス人じゃなくて、出身地は定かじゃないけどギリシャ人?ジョージはギリシャ語で「ゲオルギオス」で「大地(geo)で働く(erg)人」、つまり「農夫」を意味するそうです。彼は信仰心の厚いキリスト教徒でしたが、当時のローマ帝国の皇帝は異教徒で、キリスト教信仰を禁じました。ローマの軍人だった彼はそれを拒否したため303年4月23日に殉教したとされています。他に彼のドラゴン退治の伝説が有名ですけど今回は省きます。

Source; Wikipedia
Portrait by Hans von Kulmbach (circa 1510) 

さて、白地に赤い十字のイングランドの国旗はセント・ジョージズ・クロス(Saint George's Cross)とも呼ばれ、赤色は聖ジョージの血を意味しているとされています。イングランドの他にもジョージアなど、旗に赤い十字があるところは聖ジョージの影響を受けているようです。


そう言えばクレタ島(ギリシャ)で見たギリシャ正教の教会内に聖人たちの絵(写真下)が描かれていたのを思い出しました。


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