醤油。

「Stay At Home. Protect the NHS. Save Lives」をスローガンに日々を過ごしているイギリス。ハイリスクの中で未知のウィルスと戦ってくれている医療関係者の方々を思えば、私たちは彼らの負担を少しでも減らす行動をとるべきだと思う。現在スーパーマーケットでは混雑を避けるために人数制限を行っていて、私たちも最近は極力買物の回数を減らすようにしています。先日醤油を買いました。普段は隣町にあるアジア系スーパーで1リットル入りのものを買っているのですが、行けないのでとりあえず地元スーパーで。仙台の実家では昔からキッコーマン醤油を使用しています。日本ではあまり見かけなくなったこのキッコーマンの瓶ボトル。すごく懐かしい。昔、祖父母の家の食卓に並んでました。今回は東京オリンピックを意識したのか桜と富士山の入ったデザインです。


さて、日本人には欠かせない醤油。何気に使ってますが、よくよく考えてみたらその歴史を知らなかった。醤油の歴史を調べていると江戸時代の狂歌師、蜀山人(しょくさんじん)が詠んだという狂歌が頻繁に登場しました。『世を捨てて山に入るとも味噌醤油酒のかよひじなくてかなはじ』。狂歌とは、社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込み、五・七・五・七・七の音で構成した短歌のことで、「味噌醤油と同じように、のんべえにゃ酒が欠かせねぇ」というような意味だそうで、味噌醤油が生活に欠かせないことが前提に詠われているんですね。因みに上野公園には「蜀山人の碑」とやらがあるそうです。

醤油のルーツは、中国の「醤(ジャン)」にあり、「醤(ひしお)」として日本へ伝わり、日本で独自に発展した発酵調味料とも言われています。でも、実際にはルーツについて諸説あるようで定かではありません。現代のような醤油が一般的になったのは江戸時代になってからだそうです。キッコーマンさんについては、江戸時代、立地を生かして醤油造りを始めたと書いてありました。千葉県野田市周辺というのは水運が盛んで、東側には利根川沿いに大豆・小麦の生産地が、西側にある江戸川下流には行徳塩田、そして何より大消費地の江戸にも通じていた。創業者たちはそこに目を付けたんですね。もともとは香取神社の亀甲と「亀は萬年」をかけて「亀甲萬」という商標を用いたとも言われているようです。それにしても、今ではこうやって海外のスーパーでも簡単に手に入る醤油。ありがたや。ありがたや。

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