ニオリシック・ボート

オークニー諸島(Orkney Islands)はグレートブリテン島の北東沖合いにあるイギリス領の諸島。諸島最大の島、メインランド島には新石器時代、ピクト人、ヴァイキングが残した遺跡が多く点在し、歴史家や考古学者を魅了している場所でもある。私は行ったことないですけど、確か友達が旅行していたなぁ。

オークニーの歴史番組を見ていたら、古代(新石器時代;Neolithic)の人々が海を渡るのに使用したボートを再現していました。この時代、彼らは柳材で船枠を作り、牛の皮を貼ってラードを塗り、防水加工を施したボートで海を越えていたらしい。実際に番組ではそのボートに乗って、オークニー諸島とスコットランド間のペントランド海峡(Pentland Firth)を渡っていました。この海峡は潮の流れも速いそうで、かなり危険そう。太陽光でボートから人影が透けて見えていたし、それで海を渡るって勇気あるな。6人で漕いで5時間弱で渡り切ってました。

Source; BBC
Britain's Ancient Capital: Secrets of Orkney
オークニー諸島に限らないけどさ、昔の人って知恵といい技術といいすごいよなぁって思う。現代に比べたら情報も材料も道具も全然無かっただろうに。天候や潮の流れの知識も必要だっただろうし、こんな危険を冒しても海を渡った人たちがいるからこそ、そこに歴史や文化が残されているのよね。

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