祖先を知る。

秋ですね。最近、時間を見つけては自分の祖先について調べています。歴史本の中で昔の人物像が描かれていた時に、果たして自分の先祖はどんな人物だったのだろうと思って興味がありました。一般的には戸籍・除籍謄本やら何やら取得したりして本格的に調べるのでしょうけれど、祖母が亡くなる前に、家紋や祖先の名前を聞いて書き留めておいたので曾祖父母までは分かっていて、かつ少なくとも我が家の家系は武士ではないことが分かっているので、身内の情報を元に、主に住んでいた地域の歴史だとか、武将たちの流れだとかを中心に調べています。叔父にはムダだと揶揄されましたけど、少なくとも私は自分自身のルーツを深く理解することは意味があると思うんです。調べていたら子供の頃遊んでいた場所なのに、知らなかった歴史や事実も多くて、昔がとても懐かしくなりました。そこの家はすごい田舎にあるので見ていた景色はそれほど変わらなかったと思います。飢饉や地震が続いたと書かれていれば、自分の祖先もその時代を乗り越えたのかな?とか思ったりして。。。正確な情報までは得られないかもしれないけれど、それでは意味がないと言われるかもしれないけど、それでもいいんです。ある程度の時代まで祖先が同じ場所に住んでいたことが分かっているので、どんな地域社会・歴史の中で、何を見て生きてきたのか触れられるだけでも意味がある。

前にも何度か書きましたが、イギリスには毎回著名人の家族史を扱ったBBCのドキュメンタリー番組『Who Do You Think You Are?(フー・ドゥ・ユー・シンク・ユー・アー?)』という番組があります。結構人気があるんですよね。そこには祖先が罪人だったり、ナチスから逃れてきたりと、様々なストーリーがあります。それに触発されたのか義母も自分の祖先を調べたと言っていました。昔、親が言っていたことを再確認しようとしたんですが、全く覚えていなかったり、こうやって記憶から昔の人たちの姿が少しづつ消えていくんですね。。。



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