シェイクスピア時代のロンドンを旅する。
数年前に買った本『Shakespeare's London on 5 Groats A Day /Richard Tames, Thames & Hudson』。これはエリザベス朝、シェイクスピアの時代のロンドンを訪れる際に必要な情報を記したいわゆるガイドブックです。コンパクトな本ですが、予想以上に詳細な情報がぎっしり詰まっています。例えばロンドンへの行き方、ロンドンの様子、ロンドンの人々が何を着ていたのか、何を食べていたのか、どんなエンターテイメントがあったのかなど、その記し方もロンリープラネット(Lonely planet)の16世紀版といった感じです。「グロート(Groat(s))」とは、17世紀まで使われていた4ペンス銀貨だそうです。5グローツで旅をする。その金銭感覚は分かりませんけど、当時のお金がなくても旅した気分になれるかな。書店で何気に手にした本でしたが、当時のロンドンを知るにはとても面白い内容の一冊でした。
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