素朴な音。

今日も一日雨。。。最近、日本の伝統的なガラス風鈴が欲しいなぁと思うんです。鉄製や陶器じゃなくて素朴なガラスがいい。晴れた日に、そよ風でカランカランって、見た目にも涼しそう。あぁ日本人だなぁ。
 
以前、あれは谷中だったか、友達と散策していた時に、あるお店でものすごく気になる風鈴に出会いました。リーンというその音がとにかく綺麗に澄んでいて、その姿もとても美しかった。今まであんな風鈴聞いたことない。お値段聞いてまたビックリ。確か2~3万円しました。お店の人が言うには仏具を作られる方の作品なのだとか。。。そーかぁ。庶民にはちょっと手の届かない風鈴だなぁ。。。と諦めたのでした。
 
 
もともと、音の出るものは、ずーっとずーっと昔から人間の暮らしに深くかかわってきましたよね。昔からお寺などでは軒の四方に「風鐸(ふうたく)」と呼ばれるものを吊下げています。強い風は流行病や悪い神を運んでくると考えられていたことから、カランカランと音が聞こえる範囲は聖域ということで、邪気除けの意味があるそうです。風鈴にも魔除け・暑気払いという意味があるんでしょうかね。悲しいかな。最近では「うるさい」とか「近所迷惑」という意見もあって、場所によっては風鈴を飾るのすら難しいかも知れません。私も強風でガランガラン忙しなく鳴っている風鈴は聞きたくない。ただ、家の中でもいい。窓を開けた時に、そよ風に吹かれて微かに鳴る風鈴の素朴な音が良いんですよね。素朴な音と言えば、我が家には昔ルーマニアで買った水笛があります。飾っているだけですが、水笛も昔からある素朴な音ですね。
 

コメント