クロンダイク

今夜で完結だと思っていたら違ってた。テレビ・ドラマ『クロンダイク(Klondike)』を見ています。これは2014年にディスカバリーチャンネルで放送されたミニシリーズだそうです。クロンダイクとはカナダのユーコン準州(Yukon territory in northwest Canada)に広がる地域の名称で、ゴールドラッシュで知られているところ。ゴールドラッシュというと、もちろん様々な地域で起きた訳ですが、たぶん私はカルフォルニアを想像していたのだと思います。正直あまり興味もなかったので、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到したという事実くらいしか知りません。だから、危険の伴うこーんな雪山の過酷な山越えをしてまでクロンダイクを目指した、カナダのクロンダイク・ゴールドラッシュを知りませんでした。ウィキちゃんによると10万人以上がクロンダイクを目指し、厳しい気候や地形の険しさから到達できたのは3~4万人、さらに金を採掘できたのは約4千人だったと書かれています。

Source; Wikipedia
Prospectors ascending the Chilkoot Pass, 1898

さて、ドラマではビルとエプスタイン2人の冒険家の友情を中心に、1890年代後半のゴールドラッシュ時代に予測不能で危険の伴う過酷な旅する姿が描かれています。この山越えのシーンでは高齢者や子供の姿もありました。一攫千金ですからね、人間の欲も渦巻いている。「冒険とは、日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くこと」ですけど、何の命の保証もない、まさに命がけ。まるで人間がふるいにかけられたかのように命を落としていく。単に運なのか、金に手が届いた人たちとそうでない人たちとの差って一体何だったんだろうと、ふと考えてしまいました。

"Two men with nothing in their pocket, but a headful of hope."

コメント