イギリス・蒸気機関車の旅。

蒸気機関車(Steam Locomotive)と言えばイギリス。蒸気機関車発祥の地であり、イギリスの産業を支えてきました。今でも『ヘリテージ・レイルウェイ(Heritage Railway)』などと呼ばれ、観光客向けに実際に運行されているラインがいくつか存在します。それらの多くは保存団体が運営し、ボランティアの活動によって支えられているのだそうです。鉄道ファンにはたまらないラインですね。実際に立派なカメラを抱えた人たちも何人か見掛けました。


私が乗ったのは、ブリッジノース(Bridgenorth, Shropshire)とキッダーミンスター(Kidderminster, Worcestershire)間、セヴン川沿い16マイル(26Km)を走るセヴン・ヴァレー・レイルウェイ(Severn Valley Railway)です。今回はブリッジノースから乗車し、終点まで行かずにアーレイ(Arley)、ヘイリー(Heighley)で途中下車してブリッジノースに戻りました。


チケットも昔のまま。実際の乗車には関係ないのですが、3等車のチケットでした。この鉄道、5~9月はほぼ毎日運行しているようですが、特別イベンや土日祝日のみの月もあるので、乗りたい方はタイムテーブル要確認です。


いざ出発。ゆっくり揺られながら、イギリスの美しい風景を堪能します。平日で乗客が少なかったこともあり、平和でのんびり、すごく穏やかな旅でした。


時折、流れてくる蒸気が重なり、情緒あふれる景色が続きます。


こちらは途中下車したアーレイ(Arley)の駅。


駅舎の装飾なども凝った再現をしていて、当時の雰囲気を味わうことが出来ました。

 

昔のたばこやチョコレート自販機も発見。


帰りは昔ながらのコンパートメントでした。なんかアガサ・クリスティーの小説に出てきそう。レトロなコンパートメント初体験。どんな人たちがここに座って外をながめていたのかなぁと昔に思いを馳せたのでした。

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