ヴァイキングにまつわる地名。

5年程前、北海に面するロゥエストフト(Lowestoft, Suffolk)という港町へ遊びに行ったことがあります。日本からだとわざわざ観光では行かない町ですね。ロンドンから電車で行くとノリッジで乗り換えてからの最終駅になります。途中、車窓からの景色は自然溢れていて素晴らしいですけど、町自体はちょっとすさんだ感じがしましたけどねぇ。。。


それはさておき、ロゥエストフトはヴァイキングが集落を形成したことに始まる町とされているんですよね。ヴァイキングは地名に大きな影響を及ぼしました。彼らが定住した場所は地名に残されている事があります。この『-toft, -tofts』で終わる地名もそうなんですね。『-toft』は家の敷地や土地の区画を意味します。ここでは「Hlothver+toft」で「Hlothver という名の人の居住地」を意味するそうです。

他にどんな地名があるかというと『-by』で終わる地名。例えばダービー(Derby)、ラグビー(Rugby)、ウィットビー(Whitby)、セルビー(Selby)、グリムスビー(Grimsby)など。『-by』は農場(farm)や農家・村(homestead 〔village〕)を意味するそうです。また、『-thorpe(-thorp, -throp, -trop)』で終わる地名。例えばスカンソープ(Scunthorpe)、グリムソープ(Grimethorpe)などもそう。『-thorpe』は農場(farms)を意味するそうです。

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