通りの名前。
毎日当たり前のように利用している道路。道路のルーツを辿るとすれば、原始時代に動物や人間によって踏み固められた『けもの道』なのかもしれません。イギリス(だけとは限りませんが)では、日本と違って住宅街の道路にも全て名前が付いているんですよね。道路を表す英語はいくつかありますが、その言葉の由来を調べてみました。面白いことに、『ロード(road)』という言葉は、今でこそ一般的な言葉ですが15~16世紀までは存在しなかった言葉だったそうですよ。
- 『ストリート(street)』;「舗装された道路」を意味する古英語の「Streat」から派生したもので一般的にローマ街道等の主要道路に付けられている。
- 『レーン(lane)』;古英語の「Lanu」に由来し、それほど主要ではない道に使われている。
- 『ウェイ(way)』;ラテン語の「via」と同起源で古英語の「weg」に由来し、それほど主要ではない道に使われている。
- 『ゲート(gate)』;門(gate)とは異なり、「通り」を意味するデンマーク語の「gata」に由来する。
- 『アレイ(alley)』;ノルマン・コンクエスト後にイングランドへもたらされた言葉で、フランス語の「alee」、現代フランス語で「going to」を意味する動詞「aller」に由来している。
- 『ロード(road)』;馬に乗る行為を意味する古英語「rad」に由来している。最初の「ロード」はおそらく馬の交通に使われていたと考えられる。
参照;
- Tracing The History of Place Names, Charles Whynne-Hammond, Countryside Books
- https://www.edp24.co.uk/news/weird-norfolk-cutthroat-lane-yaxham-murderer-s-body-hung-25-years-1-5485312
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