ばいゆー。

フランス、ノルマンディにあるバイユー(Bayeux)。私は行ったことないけれど、1066年のノルマン・コンクエストの物語を描いた『バイユー・タペストリー(Tapisserie de Bayeux)』で有名ですよね。下の場面は『ISTI MIRANT STELLA(これらの者達は星に驚いている)』と記された有名な場面の一つ。


その文字通り、人々が指した先には彗星が描かれています。クラゲを横にしたようなやつです。これが『ハレー彗星』であったことが判明したのは18世紀になってからだそうです。事実、1066年3月20日にイングランドで観測されており、当時は不吉な予兆と考えられていたようです。そしてその不吉な予兆がもたらしたかのように、ハロルド2世が戦死し、イングランドが征服された。。。ハレー彗星は約76年周期で地球に接近する彗星で、前回接近したのは1986年。私も綺麗な記念切手を買った覚えがあります(笑)。次回は2061年だそう。

さて先日、このバイユーのタペストリーがイギリスにやってくるというのがニュースになっていました。フランスとイギリス両国の交流を深めるために、バイユー・タペストリーがイギリスへ貸し出されることになったそうだ。実現するのは2022年頃になりそうで、まだどこに展示されるかは未定らしい。何せフランスから外へ持ち出されるのは950年ぶりだというし、実際に一般公開されたら人気高そうだけど、バイユーに行かずとも見れるかなぁ。。。ちょっと楽しみだ。

下はアラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne; 1882-1956)の『クマのプーさん(Winnie-the-Pooh)』 バージョンのバイユー・タペストリー。なんかとっても愛らしい。。。

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