ロンドン・ウォール
前に話したロンドン・ウォールのウォーキング・ルートはこの青いライン。因みに右下にあるのがロンドン塔です。ロンドン・ウォールが一番残されているのは、はやりミュージアム・オブ・ロンドン周辺とロンドン塔周辺かな。
地図上で番号が付いているところにミュージアム・オブ・ロンドンが設置したパネル(左)があったみたいだけど、今はコピー版(右)だったり、ほとんど見つけられなかった。でもいいの。パネルと同じ資料を持っているから。
下はミュージアム近く、ビルとビルとをつなぐ遊歩道から見た砦の一部。写真の奥にも遺跡の一部が見えていますよね。壁で繋がっていたことが想像できます。
今はこれしか残っていないけれど、下のイラスト(1750年頃)をみると、壁がどのようにして建物の一部として使用されていたかがなんとなく想像できますよね。
地図上で番号が付いているところにミュージアム・オブ・ロンドンが設置したパネル(左)があったみたいだけど、今はコピー版(右)だったり、ほとんど見つけられなかった。でもいいの。パネルと同じ資料を持っているから。
ローマ時代の市壁と言っても、完全にローマ時代のものと考えるのは間違い。下の砦は元々AD120~200年頃に建設・拡張さられ、3階建ての高さがあったと考えられているそうですが、中世後期以降、建物の壁の一部として使用されたりして、時代の違うブリックが混ざっています。下の図ではアーチとその左部分は19世紀、右のブルーの部分は13世紀のブリックで覆われていると説明しています。
Source; Museum of London |
Source; Museum of London |
下の砦は第二次世界大戦の空爆で破損したらしい。
ちょこちょこと壁やパネルを見つけて歩くのも楽しい。
こちらは地下鉄タワー・ヒルの駅周辺。
側にはジュリアス・クラシキアヌス(Julius Classicianus)の像も建っている。勉強不足のため彼のことは良く知りません。ブディカの反乱で穏健策をとったブリタニア地方官と説明書きにはあるけれど。私には『後ろ手に見えますのがロンドンウォールです』と説明している姿に見える(笑)。そんな訳で、後半は傘も持たずに雨に降られ、見逃したところもあって、ちょっとグタグタになってしまったロンドン・ウォール・ウォークでした。
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