るー。

カレーのルーの話じゃないよ。学校では習わないけど、イギリスではトイレのことを『ルー(Loo)』と言ったりします。私はイギリスに来るまでこの単語を知らなかったんですけどねー。でもなんでルーなん?と疑問に思っていた訳です。

語源については諸説あるようですが、一般的に知られているのがフランス語の「regardez l'eau(watch out for the water)」に由来するという説。 中世時代、二階の窓から使用人がチェンバーポットの中身を投げ捨てていた訳ですよ。頭上に気ぃつけや~的な注意を込めて「ガディルー(gardyloo)」と発音して叫んでいたそうです。その言葉に由来するという説。でも歴史的にはちょいと時代が食い違うそうで。。。

他に、フランス語で遠回しにトイレを指した『場所(le lieu)』から派生したという説。あるいは20世紀初頭、イギリスの屋外トイレで、一般的に使用されていた貯水槽に記されていた商標名『ウォータールー(Waterloo)』に由来するという説があるそうですが、いずれも証拠不十分のようで、結局ははっきりした理由が分からないそうです。いずれにしてもフランスに関係しているのねぇ。。。面白い。

ウォータールーと言えば、ワーテルローの戦い(1815)から今年で200周年を迎えましたね。「ちょいとトイレ」と言う時に、逆に「ちょいとウォータールーまで」なんて言ったりして。と考えていたら、そーいえば映画『ブリジット・ジョーンズ』で、ブリジットがパパに『お休み、パパ。ベッド(フォードシャー)に行くわ〔Night Dad, I'm off to Bedfordshire〕』と言っていたシーンを思い出したのでした(笑)。


The Battle of Waterloo


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