ネイズの危機。

先日、ネイズ(The Naze)の自然保護区を歩いてきました。ネイズとはエセックスにあるウォルトン・オン・ダ・ネイズ(Walton-on-the-Naze, Essex)の先っぽの岬を指し、浜辺では今でもサメの歯などの化石が発見されていることで有名です。

そんなネイズ、今も浸食によって土壌が削られ、面積が小さくなってきているのです。ちょっと写真が切れていて見難いですが、かつては左上(あるいは破線の部分)のような地形で、ウォルトンという中世の町が存在していました。そして、中央の赤丸の位置には、右下のイラストのような教会が建っていたのです。でも今は全て海の底です。


ネイズは浸食によって、年間50センチ崖が後退していると言われています。その浸食被害は見た目にも明らか。自然の脅威を感じます。危険個所には立ち入り禁止の柵も。

 

このまま浸食が進めば、50年後には、このタワー左手前に写っているカフェまでも海に沈んでしまうのだとか。。。利用したことのあるカフェなので想像すると悲しい。。。
現在、若い建築家たちによって、失われた町を記憶に残すために、元あった教会の位置にランドマークを建設する計画が進められているようです。

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