トンシュア

ドラマに出てきた修道士(Monk)の姿を見てふと思った。そーいや子どもの頃、教科書で宣教師フランシスコ・ザビエルの図を見て違和感を覚えた記憶がある。なぜに彼らの頭は奇妙な形に禿げているのか?禿げというか頭頂部を刈ったカッパのような髪型。その謎めいた髪形を見て疑問に思った人は多いはず。あの髪型は英語ではトンシュア(Tonsure)といいます。ラテン語のトンスラ(Tonsura)に由来し、「髪の毛を剃ること」を意味する言葉です。あの独特のヘアスタイルの起源は不明だそうですが、宗教的献身、グループ・アイデンティティ、謙虚さ、世俗的なものや個人的虚栄心の放棄を象徴するものだするものだそうです。確かに、ローマカトリックに限らず、宗教生活に入る時、俗世間を捨てて神の意志に従属する心を表明するために髪を切るという慣わしがありますもんね。でも、よりによってあの髪型だなんて。。。と個人的には思ってしまうのだけれど、みんなでやれば怖くない。確かにモンクのグループ・アイデンティティだったのかもしれません。。。

失恋して髪を切る。人生の転機、リフレッシュのために髪を切る。環境の変化時に髪を切るという行為はやっぱり意味があることなのだと思う。トンシュア、トンスラ。。。なんだか勝手に『とんずらする』という日本語まで連想してしまった。。。

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