アルフレッド・ザ・グレート

アルフレッド大王(Alfred the Great; 849-899)は、かつてイギリスに存在したアングロ・サクソン系の七つの王国(ヘプターキー; Heptarchy)の一つ、ウェセックスの王様だった人。 ドラマを見ていると、実像を知らないだけに、ついつい役者の容姿がイメージ付いてしまうんだけどね。。。(苦笑)

デーン人(ヴァイキング)がイングランドを襲撃し、領土の奪い合い、仇やなんだと争いが繰り返されていた時代に、先を見据えて、アングロサクソン人とデーン人の『共存』と『平和』を望んだ人物。そして、平和的な方法で『イングランド統一』を望んだ王様。時代錯誤的にも思えるその発想を、彼はどこから得たんだろう?そこだけ考えても、人として何かが違っていたのかなぁって思ってしまう。もちろん、平和を望みつつ、イングランドを守るために戦った訳だけどね。

また、アングロサクソンの歴史を記録した『アングロサクソン年代記(Anglo-Saxon Chronicle)』の作成を指示したのも彼。この頃の資料としては最も重要な史料とされています。

そんなアルフレッド、民家で休ませてもらう代わりにパンの火の当番をしていたら、ついつい居眠りしちゃってパンを焦がしておかみさんに怒られたっていうお茶目な逸話も残っているそうで。なんだかとっても興味深い人物です。

コメント