ヴェラム

ヴェラム(Vellum)とは仔牛から作られた上質皮紙のこと。日本語訳は「羊皮紙」になってましたけど。。。また、動物の皮から作ったものを「パーチメント(Parchment)」とも言います。1085年にイギリスで最初に作られた土地台帳、『ドゥームズデイ・ブック(Domesday Book)』に使用されていたのもヴェラムです。もちろん他にも色々使用されていますけどね。パピルスには触れたことがあるけど、ヴェラムやパーチメントはないかもなぁ。きっと博物館などで見ているんでしょうけど、紙質までこだわって見ていなかったし。。。

今では『ものを書く』=『紙』が当たり前ですが、文学、歴史、あるいは宗教などの神聖な文書の筆写と共に発展してきたであろう紙。このように、紙状の筆記媒体が生まれたからこそ、伝統が残され、昔のことをたくさん知ることができるんですよね。

日本でも手すき和紙技術がユネスコの無形文化遺産に登録されましたよね。祖母が和紙を使って紙人形を作っていたので、私も子供の頃から和紙に触れていました。たくさんの紙に囲まれて、子ども心に綺麗だなぁって思っていました。和紙大好き。

さて、『ヴェラム』が気になって調べていたら、歴史から工程に至るまで、ものすごーく詳しく書かれたサイト(日本語)があったので、興味のある方はこちらからどうぞ。

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