ちょっと感傷に浸る。

イギリスに移住して、最初に仲良くなった友人が他界しました。闘病生活を送っていましたが、まさかこんな急に亡くなってしまうとは思わなかった。ロックダウン中に電話で交わした会話が最後になってしまいました。コロナの影響で葬儀にも出れず。今は感傷に浸っています。


『あなたはどんな人生を歩みたいですか?』今年に入って、旦那はんの元同僚も51歳という若さで亡くなりました。私は直接面識はなかったのですが一緒に葬儀に出席してきました。イギリスでの葬儀は初めて。と言ってもイギリスの教会(アングリカン)ではなく、フィリピン・コミュニティのカトリック・チャーチだったので私はもちろんのこと、旦那はんやその同僚の方々もちょっと勝手がわからず右へ倣え状態でした。ラフな格好でお越しくださいとのことでしたが、無難に黒いスーツを選んだ人もいればカジュアルな人も。日本の葬儀とは違ってあまり服装にはこだわらないんですね。そして、儀式の様子をカメラマンが写真撮影していたのも印象的でした。子どもたちが堂々とスピーチをする家族愛に溢れた素敵なお葬式でした。

数年前に、大好きな祖母が亡くなり、葬儀にも出席できませんでした。それ以来、再び『死』と向き合う出来事でした。祖母は穏やかな老衰死でしたが、自分はどんな最期を迎えるのだろう。これから病気になるかもしれない。異国の地で孤独死するかもしれないなど。。。神父さんの言葉と共に、色々なことを考えてました。「後悔しない人生を送りたい」と誰もが思うけど、死に際でこれまでの人生をジャッジする訳ではない。だからその時その時で自分の気持ちに正直に生きることが大事なんだと思う。若い頃は意識しなかったけど、更年期を迎えたり、親が老いていったり、周りの人が亡くなったりと環境が変化していく中で、人間最後に向けて心や魂が成長し、徐々に適応していくような気がしてます。

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