ウォーターシップ・ダウン

22日、23日と二夜連続で放送された『ウォーターシップ・ダウン(Watership Down )』。原作はイギリスのリチャード・アダムスによる児童文学だそうだ。日本語訳も出版されているし、前にアニメ化もされているので知っている人もいるかと思いますが、私は読んだことも見たこともなくて今回ストーリーも初めて知りました。

タイトルは作者が育ったハンプシャー州北部にある丘の名前にちなんだものだそうで、これは野うさぎたちの物語です。予知能力を備えたファイバーといううさぎが、自分たちの巣穴に災害が迫っていることを知り、避難を提案することから物語は始まります。その災害とは人間たちによる開発工事。うさぎの世界も問題なのは自然や人間との共存なんですね。その辺り、ジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』を連想しちゃいました。面白いのは、ぽんぽこやピーターラビットのように動きなどは擬人化されていないけれど、独特の言語や歌なんかを持って描かれているところ。登場キャラクターも多くて、姿が似通っているだけに見ていてちょっとごちゃごちゃになりましたが、長編ながらかなり質の高いお話で集中してみることが出来ました。声優陣も豪華。映像も美しい。

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