ハディントン・コート

最近、日が暮れるとあちこちで花火がビシバシあがっています。今日11月5日はガイ・フォークス・デイ(Guy Fawkes Day/Guy Fawkes Night)。1605年、弾圧を受けていたカトリック教徒の過激派グループが、国王と政府要員の殺害を企て、国会議事堂を爆破しようとした未遂事件(Gunpowder Plot)がありました。イギリスでは、その事件を記念するため、事件の主犯格だったガイ・フォークスと呼ぶ人形を作り、町中を一日中引き回し、夜になって焼きすてる風習が生れたそうで、今でも事件発生の11月5日に花火を上げて、かがり火を焚く風習が残っています。下の絵は容疑者たちを描いたもの。左から、トマス・ベイツ(Thomas Bates)、ロバート・ウィンター(Robert Wintour (Winter))、クリストファー・ライト(Christopher Wright)、ジョン・ライト(John Wright)、トマス・パーシー(Thomas Percy)、ギド(ガイ)・フォークス(Guido(Guy)Fawkes)、ロバート・ケイツビー(Robert Catesby)、トマス・ウィンター(Thomas Wintour(Winter))。

Source; Wikipedia

さて、ウスターシャーにハディントン・コート(Huddington Court)と呼ばれるマナーハウスがあります。個人宅で一般公開はされていませんが、歴史上重要な建築物第一級(Grade I)に指定されているそうです。そして、そこはかつてその事件の主犯格だったウィンター家(Wintour)の家だったそうです。
 
我が家で使用している食器、ウェッジウッドホームのクィーンズウェアシリーズ。これも昔日本で買ったものなので逆輸入になっちゃったんですが、実はここに描かれている屋敷はこのハディントン・コートなんですよね。裏を見ると、ちゃんと事件に関わったウィンター家の家であることが書かれています。これを購入した当時、私はイギリスのガイ・フォークス・デイなんて知りませんでしたけどね。実はこーんなところで繋がっていたんですね。
 

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