アポセカリー・ジャー
可愛らしいデザインのこのジャーは、アポセカリー・ジャー(Apothecary Jart)と呼ばれるものの一つ。昔、ハーブや薬草などを保管するために使用したジャーのことです。英語のアポセカリー(apothecary)は、『予備に取っておくこと』を意味するギリシャ語の『アポテケ(apothēkē)』に由来(世界大百科事典参照)するのだとか。
このポットみたいな形をしたジャーは、シロップ薬を保管するのに使用されていたもの。イギリスでは17~18世紀頃、この手のジャーはランべス(Lambeth)、ブリストル(Bristol)、リバプール(Liverpool)を中心に生産されていたそうです。焼き物には詳しくないですけど、絵付けにはイタリアのマヨリカ焼き(Maiolica)、ファイアンス焼き(faience)、オランダのデルフト焼き(Delftware)なんかと同じ技法が使われているのだそう。
さて、薬剤用とはいえ、そのデザインがとても素敵だわと思った私。しかもこれが昔のものだなんて。かなりイケてるわよね。ミュージアムで目に留まった一品でした。
このポットみたいな形をしたジャーは、シロップ薬を保管するのに使用されていたもの。イギリスでは17~18世紀頃、この手のジャーはランべス(Lambeth)、ブリストル(Bristol)、リバプール(Liverpool)を中心に生産されていたそうです。焼き物には詳しくないですけど、絵付けにはイタリアのマヨリカ焼き(Maiolica)、ファイアンス焼き(faience)、オランダのデルフト焼き(Delftware)なんかと同じ技法が使われているのだそう。
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