レース

昔、会社の視察で行ったノッティンガム(Nottingham)。お土産に繊細なレース編みのコースターを買いました。そう。ノッティンガムはかつて、レース産業の中心として栄えた町でもあるのです。ノッティンガム・レースは世界的にも有名なんですよね。


その理由は、ノッティンガムシャー・カルバートン(Calverton, Nottinghamshire)出身のウィリアム・リー(William Lee;1563-1614)が、1589年に編み機(knitting frame)を発明したことにありました。生産ピーク時の1810年頃には、ノッティンガムだけでも1,800台もの機械が存在していたそうで。それ以前は女性たちが家庭で手編み機を使って編んでいた訳ですが、機械が導入されたことによって、工場で生産されるようになりました。
 
さて、私の住むエセックスには、コゲショル(Coggeshall;発音はシャルよりショルに近い)という村があります。実は、そこで作られたコゲショル・レース、あるいはタンブール・レース(Tambour)と呼ばれるレースも地元では有名なんだそうです。こちらは工場生産ではなく手作りのもの。1812年にこの村へ移り住んだフランス人(M. Drago)がこの技術をもたらし、村の女性や子供たちに教えたことで広まったようです。 ミュージアムにも展示されていましたよ。
https://www.coggeshallmuseum.org.uk/lace1.htm

技法は違うけど、私もクロシェでレース編みをしてみたよ。うん、ちょっと間違ったけど、初めてだからよしとしよう。。。でもデザインは素敵です。


参照;

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