何やら怪しげなミュージアムへ行く。

サザーク地区を散策していたらタワーの入口を発見。どうやら博物館らしいので、入ってみることに。
 
 
建物に足を踏み入れてすぐ、頭上にこんなものが。。。そう、ドクロ。よくよく見てみると、分かります?メスとかはさみ、薬物の瓶なんかで構成されているの。怪しげ~。
 
 

ここは、「オールド・オペレーティング・シアター・ミュージアム&ハーブ・ガレット(Old Operating Theatre Museum and Herb Garret)」といって、簡単に言えば、昔の手術に関係するミュージアムなんですけど、ちょっと変わってる。詳しくはわかりませんが、この建物、セント・トマス教会の一部で、かつてはセント・トマス病院があった場所なんだそうです。昔、そこには薬草ハーブを扱った屋根裏部屋があり、1822年にその一部を手術室に転換したというちょっと変わった場所なのです。その後、屋根裏部屋は塞がれ、手つかずのままだったけれども、約100年後に再発見され、修復した後にミュージアムとしてオープン(1962年)したのだそうです。

狭くて古~い木製の螺旋階段を上ると、これまた狭~いチケット売り場兼お土産コーナーがありました。有料ですが、ナショナル・トラスト会員は半額で入れます。そして、窓辺にはやっぱりドクロ(土産品です)。。。


でも、展示コーナーに足を踏み入れてビックリ。外からは想像もつかなかった光景がそこにありました。古い梁や壁がむき出しの屋根裏部屋で、もちろん展示されているのは、手術台や道具、ハーブなど。



下が旧手術室。昔、ここで手術を受けた患者は貧しい女性だったそうで。注射にすら怯える私には、当時の麻酔なしの手術なんて怖すぎて想像できません。。。麻酔の代わりに最初はアルコールやアヘン、後にエテールやクロロホルムなどが使われていたようです。あ、日本語版パンフがありました。リンクを貼るのでもう少し詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。

Source; http://www.thegarret.org.uk/index.htm
不気味と言えば不気味なミュージアムなんですけど、個人的には隠れ家とか魔術をも連想させるような雰囲気が感じられて、こんなところにこんな場所が?っていう意外性があって思ったより良かった。

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