ジョージ・イン

ロンドン・サザーク地区にあるジョージ・インへ行って来ました。ナショナル・トラストに登録されているパブです。っていうことしか知らずに行ったもので、あ~、ここだったのかぁ~と建物を見て思った。ロンドン最古の回廊式バルコニーが有名なパブで、何度か雑誌などで見掛けたことがあります。ゲートをくぐり、ちょっと奥まったところにありました。ジョージ・インは中世時代からあったとされているパブで、かつてはこの地区にたくさんあった馬車宿の一つ。

1676年5月26日、このサザーク地区で大きな火災がありました。当時、ここは狭い路地に古い木造建築が立ち並んでおり、10年前に発生したロンドン大火(1666)の教訓が生かされなかったことになります。死者約20人、500戸の家屋が焼失。その時の火災で、かつてのジョージ・インも焼失しています。それでも現在の建物は、ずーっと昔の1677年に再建されたものなのです。
1階は、かつて待合室だった『パーラメント・バー(The Parliament Bar)』、コーヒー・ルームだった『ミドル・バー(The Middle Bar)』なんかに分かれています。中でつながってましたどね。コーヒー・ルームには文豪チャールズ・ディケンズも足を運んでいたそうです。バリー・セント・エドマンズに続き、ディケンズと同じ場所を訪れたのは、これで二度目だー。ちなみにシェークスピアも訪れたんじゃないか?とも言われているそうです。

外でちょいと喉を潤した後、昼時だったので、かつて宿部屋だった二階のレストランでランチをすることに。回廊はこんな感じでした。ちなみに3階部分は関係者以外立ち入り禁止でしたけどね。

ナショナル・トラストに登録されているというだけあって、カメラを持って中を見学に来る人たちも結構いました。久しぶりにフィッシュ&チップスをチョイス。うまうま~。


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