ヴォーグ vs フォグ

世界最大のファッション雑誌『ヴォーグ(Vogue)』がコーンウォールの村にあるパブに対し、名前の変更を求めて手紙を出したとニュースになっていました。

"Please would you kindly let us know what field of business your company is trading /intending to trade, and whether you will change your company's name in order to avoid problems arising."

Source; Wikipedia
By Tim Green from Bradford - Star Inn, Vogue, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52191676

手紙を受け取ったパブは『スター・イン・アット・フォグ(The Star Inn at Vogue)』。そう、発音は異なるものの、スペリングはヴォーグと同じなんですね。パブは150年程の歴史があり、200年もの歴史のあるコーンウォールの小さな集落『フォグ(Vogue)』から名前をとったと言うことで、店主は陽気に笑って、要求された7日以内にきっちりお断りの返信を送ったようです。そりゃそうですよね。集落の名前の方が先で、読みも違うんですから。結果的に、雑誌ヴォーグはさらなる調査の結果、手紙を送る必要はなかったと認めました。

コーンウォールにあるフォグについては、聞いたことがなかったので調べてみたら、コーンウォール語で「ブローイング・ハウス(blowing house)」、あるいは「かまど(furnace)」を意味するとのこと。ブローイング・ハウスとはスズを製錬するために使用された建物のことで、かつてはコーンウォールやデボンで使用されていたようです。実際、ここにはフォグの別名「Wheal a Byan」と呼ばれる鉱山があり、17~19世紀にかけていくつかの搗鉱機が使われていたんですね。村より小さな集落ということで、ウィキペディアで調べてみても、新たに加えられたのか、大した情報はなく、既にこのニュースが掲載されていました。

それにしても、このニュースを見て、あんな大手ファッション雑誌社でも、何も調査せずこういう手紙を送ってしまうのかとちょっとビックリしました。ちょっと赤っ恥。でもこの一件でパブは一躍有名になったに違いない。

参照;
  • BBC
  • Wikipedia 

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