リーディング・グラスの世話になる。

昨年、目の検査を受けた時、新たな眼鏡が必要と言われました。ちょうど疲れを感じていた時だったので、単なる疲れ目だと思っていたのですが、それがいわゆる「老眼」の始まりだったようです。母から近視の人は老眼になるのが遅いと子供の頃から聞いていたので、ド近眼の私はもっと遅いに違いないと勝手に思い込んでいたし、挙句の果てにはこのまま老眼にならんのじゃないかという気持ちでさえいたので、もう来たのか!という感じです。

普段外出する時はコンタクトレンズを使用していますが、当然ながら眼鏡も使用しています。夜は眼鏡でテレビを見ながら細かい作業もするので、ピントが合いにくい。。。と、リーディング・グラスの必要性を感じはじめ、コンタクトレンズの上から市販の老眼鏡をかけてみたりしていましたが、今年の目の検査をきっかけに遠近両用眼鏡を作りました。私はブーツ(Boots)のコンタクトレンズ・スキームとやらに入っているので、眼鏡はいつも半額で作ることができます。レンズは相変わらず分厚いのですが、なかなか気に入ったものができました。最初、掛けてみたら世界がぐわぁんと歪んだ感じがしましたけど、慣れてきましたよ。

因みに、日本語の「老眼鏡」とか「シニア・グラス」っていう言い方が嫌いです。何か響きが悪い。人間なんで年を取っていることは分かっているんです。遅かれ早かれ、誰でも老眼になるということも分かっているんです。でもなんだか「老い」とか「加齢」とか、それを認める道具みたいな響きじゃないですか、老眼鏡って(笑)。「老眼」は英語で『presbyopia(プレズビオウピア)』といい、ギリシャ語の『presby(老人)』と『ops(目)』に由来するそうです。やっぱり老人に由来するのね。。。イギリスでは「老眼鏡」のことを「リーディング・グラス(reading glasses)」と言います。「老い」を匂わせる言葉が入っていないだけ、老眼鏡より響きは優しい気がする。。。

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